日記
2012年1月 1日 (日)
2011年3月29日 (火)
朗報
【 快挙 】
土曜日のブログで「遠い中東の地から、復興に向けて頑張っている方々へ元気が出る"朗報"が届けられることを願って止みません」と書きましたが、こちらが思っていた以上の朗報が届けられました。
原発や余震への不安がまだまだ重く乗しかかっている状況ではありますが、ドバイワールドカップにおける日本馬による快挙は、復興に向けて動き始めた日本を精神面で力強く後押しするものと、素直に喜びたいと思います。
兎に角、大震災発生以後、この朗報が届けられるまででも本当に色々なことがありましたので、少し振り返ってみることに↓。
【 不安 】
まず始めに、大震災が起った3月11日(金)にアップする予定でその前日(3/10)に作成した「春未だ遠し」と題する記事を「保存」していた原稿のまま転載させていただきます↓。
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2月は確定申告の作業にかなりの時間を割いたことで、他の案件の処理が遅滞気味。
今週はそれを挽回するため結構ハードな1週間でした。
そうした中、一昨日(※1)は「ちょっと息抜き」のつもりで、水曜日分の追い切りデータ作成後、「洋KITCHENみやざわ」さんにフラッと寄ってみたのですが、
(牡蠣フライ・「R(アール)」がつく月もあと僅か)
少々気に病んでいたことがあった影響か、その後"深酒"となり、〆のバー「Lapin(ラパン)」を経由して自宅に戻ったのが午前4時。
(この日はシャンパンを「キール・ロワイヤル」にして)
先週の木曜も北新地内を5軒ハシゴ。ノンアルコールビールを多用し、アルコールの総摂取量はセーブしていると言っても、2ケ月間禁酒した効果が次第に薄れつつある今日この頃です。
ちなみに、「洋KITCHENみやざわ」へ向かう途中の「新地本通り」は人もまばらで閑散とした雰囲気(時刻は午後10時過ぎ)。
以前のブログでも書きましたように、大相撲春場所が中止となり、この時期の風物詩だったお相撲さんがそぞろ歩く光景も見られず、また、気温も非常に低く風も冷たかったこともあって「春の予感」を全く感じさせない夜でした。
※1…「一昨日」は3月9日(水)。
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↑の文章中、「気に病んでいたこと」と言うのは、税理士先生からは「税金を払う(=利益が出ている)だけでも立派」とお褒めの言葉?を貰ったものの、競馬外で営んでいる個人事業の決算内容が驚くほど悪く、国内外共に政治・経済が混迷を極めていることもあって、今後の先行きに少々不安を感じたこと。
多少の浮き沈みはこれまでもありましたが、ほとんどのことは「良い時もあれば悪い時もあるわい」と、競馬で培ってきた精神力でもって乗り切ってきました。
ところが、今回に限っては何故か危機感が先走り、これに追い打ちをかけるような北新地のうら寂しい光景を目にして更に不安感を募らせた次第。
【 大震災 】
↑の記事を書いた翌日、普段のように調教データを作成したところ、「これはイケる」と思える好調教馬(S評価馬)が数頭。
そこで、先の記事を「この週末、好調教馬たちが自分の中の不安な気持ちをきっと吹き飛ばしてくれることでしょう」と締め括ろうとしていたところへ大震災が発生。
ネットやテレビから流される映像に唖然とし、自身が経験した阪神大震災をはるかに超える規模の被害状況には本当に言葉を失いました。
【 競馬の中止 】
中央競馬については、その土日の開催が中止になった後、翌週からは阪神競馬と小倉競馬が再開したものの、中山競馬は4/17(日)まで中止となり、福島競馬も次開催(4/9~4/24)が中止に。
それに伴い皐月賞(GⅠ)は4/24(日)に東京競馬場で行われることとなり、東京競馬が開催出来ない場合は、京都競馬場で行われる予定と、関東圏での競馬開催については、未だに流動的な状況です。
【 原発・余震・寒波 】
原発に関しては、日毎に何かしらの問題が発生し、余震の方は、少なくなりつつも未だに治まらず。
そして、被災地では暖房設備や灯油が不足してる中、先の週末は冬に逆戻りとなる寒波の襲来。温暖化が叫ばれ、年々桜の開花時期も早まっているというのに「何故に今年に限って」と、この天候が大変恨めしく思えた次第です。
【 朗報 】
被災地の皆様が直面した厳しい現実のことを思うと、震災前に自分の中にあった"甘い"不安感は一掃。
それでも↑のとおり次から次へと起こる諸々の問題(特に原発のこと)には、「今は自分に出来ることを」と思いながらも、苛立ちやもどかしさを感じずにいられませんでしたが、そのような状況の中、世界最高峰のレースに挙げられるドバイワールドカップにおいて、ヴィクトワールピサが勝利し、トランセンドが2着という夢のような朗報がもたらされ、正に"暗闇の中の一条の光"といった感。
ただ、今回の快挙も突然に成し遂げられたものではなく、角居調教師が何度もこの地のレースにチャレンジしてきたように、今日に至るまで日本の競馬を支えてきた多くの人たちによる努力の積み重ねがあったこそ。
この年齢になれば現実がそれ程甘くないことは重々承知していますが、そのうえで"全ての努力は結果に通じるもの"と信じ、微力ながら復興の一助となるよう「自分に出来ること」を頑張りたいと思います。
なお、牝馬ながら日本のエース格だったブエナビスタは8着という結果に終わりましたが、リプレイを見れば見るほど「スムーズな競馬が出来ていれば日本馬3頭によるワン・ツー・スリーも十分」と思え、贅沢このうえない残念な気持ちも。
【 調教データについて 】
調教は、ただ単に「馬を鍛える」だけではなく「目標のレースに向かって仕上げる」という意味合いが強いため、今回の日程変更及び中山開催の中止による除外ラッシュが調教データに与える影響は多大(除外ラッシュ→目標のレースに使えない=目標のレースが定められない)。
先の3日連続開催でも好調教馬の成績が大きく落ち込んだわけではありませんが↓、普段ならかなりの確率で好走すると思えた馬が見せ場もなく凡走するなど、狙い所を絞るのが非常に難しい状況。
(3/19・3/20・3/21のデータ)
そして、先週は「狙い所が絞り辛い」という点は変わりませんでしたが、好調教馬の成績自体はやや良化↓。特に、日曜日は、S~T評価馬が全部で82頭出走していましたが、その成績は(12-8-5-57)、勝率14%、連対率24%、複勝率30%と好成績。
(3/26・3/27のデータ)
日曜日は阪神競馬場に出陣し、前夜(早朝)の朗報に気を良くして、前日まで控えていた馬券にもそこそこ手を出してみましたので、これについては、明日以降に報告させていただきます。
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