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2011年6月 6日 (月)

「T評価馬」の2通りの狙い方

いつも当サイトやこのブログをご利用、ご覧いただき、本当にありがとうございます。

皆様からご質問等をいただいておりましたので、↓で回答させていただきます。回答が大変遅くなりしたことを深くお詫び申し上げます。



【 T評価馬について 】

まずは"エアグルーヴ"さんからのメールで

「ご無沙汰してます高中さん(_ _)今日の要件はT評価馬についてです。T評価馬は載せてる数も多いのでどれを狙い撃ちしていいのか解らなくて困っています…。なにかアドバイス等ありましたらお手数ですがお願いできませんでしょうか」

とのご質問いただきました。

まずは、「T評価馬」については、詳しくは調教データサイト「高中式」のページ下部にある『データの見方(調教指数)』をご参照いただければと思います。

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簡単に言えば、私が調教面から注目している「お気に入り」の馬(JRA-VANのCMで眞鍋かをりさんが宣伝している「My注目馬」的な存在)。

調教で抜群の動きをする馬は、継続的に注目していると、レース成績が一変することがあります。それでもって、追い続けていた馬が、人気を落とした時に激走し、馬券的に非常に美味しい思いをすることが結構あります。

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特に、2歳、3歳馬の場合は、調教にその馬の「能力」「成長度合い」「調子」などがダイレクトに現れる度合いが強く、調教は抜群ながらレースでは結果が出ていない馬についても、何かの拍子にいきなり「能力全開」ということも屡々です。

当サイトでは、調教面から激走、好走の可能性を秘めている馬を「T評価馬」と称して、データをストックしている次第です。


(単複を含め軸馬として狙い撃つ場合)

① 前走時に「コラム推奨馬」又は「調教から狙える好配当馬」に抜擢した馬

「コラム推奨馬」や「調教から狙える好配当馬」に取り上げるからには、当然のことながら、少なくともそれ以外の馬よりも高い確率で好走するものと考えています。

更に言えば、「コラム推奨馬」などに抜擢するくらいレベルが高い指数を叩き出していれば、偶々(?)、推奨したレースで結果が出せなくても、次走、次々走でもって好走する可能性も十分だと考えていますので(このブログで言うところの「S評価馬の巻き返し」のように)、当週の追い切りで好指数をマークしていない場合でも(S~B評価馬になっていなくても)、「T評価馬」として積極的に狙う価値も十分です。


② 過去に高い指数をマークしたことがある2歳馬や3歳馬

↑でも少しふれましたとおり、2歳、3歳馬の場合、調教の良し悪しが非常に高い確率でレース結果に直結し、「高い指数をマーク」=「高い能力を持つ」と言っても過言ではありません。「T評価馬」の中には、気性、コース適性、展開、相手関係、レース中の不利…といったことで結果を出ていない馬が古馬以上に多くいますので、激走、好走の可能性が高いと考えます。

ただし、高い指数をマークしていても、それが遠い過去のものであったり、加えて、その後の稽古がパッとしない馬もおり、その場合は「デキ落ち」というよりも「成長が止まった」といったことも考えられますので、2歳、3歳馬と言えども軸馬として狙い撃とうとする時は、やはり馬毎の検討が必要になってきます。ちなみに、再来週からいよいよ2歳戦が始まります。馬券で儲かる確率が高いので、今から非常に楽しみにしております。


なお、土曜日に"エアグルーヴ"さんからのご質問の原稿を書き終え、日曜日の出馬表を検討していたところ、↑の①及び②のケースに当てはまる「T評価馬」が数頭いましたので、馬券の方で実戦してみました。

これついては、明日以降の回顧で書かせていただきます。



(相手候補あるいはヒモ候補に据える場合)


↑以外の「T評価馬」については、"エアグルーヴ"さんも言われているとおり、頭数も非常に多いので、これらを全て単複で狙うわけにはいきませんので、仮に、好調教馬を含めて別に「堅軸」と思える馬がいれば、その相手候補として(少なくともヒモには加える貰えば)結構かと思います。

「T評価馬」の場合、人気薄であっても突然の如く激走することがあり、少額でも相手候補(あるいはヒモ候補)に据えておかないと痛い目に遭うことがありますので、要注意です(かく言う当方も、あまりの人気のなさに「T評価馬」を相手候補から切ってしまい非常に「痛い目」に遭った事もあります)。



(実際に馬券を購入した事例 5月8日 新潟4R 3歳未勝利)


それでは、以前にも書きましたが、1ケ月ほど前に「T評価馬」で儲けたレースを事例として紹介させていただきます。

このレースでは、前走時に「コラム推奨馬」に取り上げた3番・タイキガラハッドが軸馬。

前走は外枠に入り、レースも外外を廻り1番人気で4着。今回は3番枠からスンナリと先行すれば「確勝級」。

そして、同馬以外の「T評価馬」3頭(11番・フェアギャンブラー、12番・シルバーエデン、14番・マイネルスフィア)が相手候補。

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馬券の方は、3連複1万9500円(フォーメーション・5百円×39点)を購入したところ、軸馬の3番・タイキガラハッドが勝ち、相手に据えた13番人気の14番・マイネルスフィアが2着に入り、3連複の配当は33140円と3万馬券。

ちなみに、4着にも相手候補の1頭、11番・フェアギャンブラーが入り、もし、同馬が3着に粘っていれば、その配当は108080円と10万馬券(泣笑)。

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購入額 1万9500円 払戻額 16万5700円


そして、"サニーブライアン"さんからメール頂いていた【 「推奨馬」以外のA評価について 】
及び"よっち"さんからの【 重馬場と調教について 】に関しては、また週中に説明させて頂きます。もう暫くお待ち下さいませ。




【 今週の重賞の1週前・好調教馬 】


GⅠの谷間となる今週は東京でエプソムC、阪神ではCBC賞が行われます。エプソムCに出走のセイクリッドバレーには、前走の新潟大賞典で儲けさせて貰いました(この件に関してはコチラ)。今回も1週前に調教指数《81》・B評価をマークしています。

一方でCBC賞へはお手馬ダッシャーゴーゴーが出走予定。1週前に栗・坂路で4F51.1-1F12.2をマークしておりますが、先週の馬場状態を考えればかなり優秀。調教指数《96》は久々のS評価の登場となりました。ただ、同馬に関しては当ブログで何度も書いておりますように(この詳細に関してはコチラ)、当週の調教を緩めると結果が思わしくないタイプ。果たして今週、ビッシリ追い切ってくるかどうか(B評価以上かどうか)は要チェックです。


エプソムC・G3

アドマイヤダンク
栗・CW 6F80秒後半-1F13秒前半 ⇒調教指数《81》・B評価
セイクリッドバレー
美・坂路 4F51.6-1F12.1 ⇒調教指数《81》・B評価
ドリームゼニス
栗・坂路 4F52.0-1F13.5 ⇒調教指数《80》・B評価
ハンソデバンド
美・坂路 4F52.4-1F11.8 ⇒調教指数《80》・B評価


CBC賞・G3

アポロフェニックス
美・坂路 4F51.5-1F11.9 ⇒調教指数《80》・B評価
エーシンホワイティ
栗・坂路 4F53.5-1F12.9 ⇒調教指数《83》・B評価
ジェイケイセラヴィ
美・坂路 4F49.7-1F11.9 ⇒調教指数《92》・A評価
スカイノダン
栗・坂路 4F53.5-1F12.2 ⇒調教指数《83》・B評価
ダッシャーゴーゴー
栗・坂路 4F51.1-1F12.2 ⇒調教指数《96》・S評価

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